オリックス山下舜平大投手(20)のプロ野球新記録はならなかった。プロ8度目の先発に臨み、6回4安打4失点(自責2)で初黒星。ここまで5勝0敗。勝てば無傷の6連勝となり、デビューからすべて先発した投手の最長記録だったが、更新はならなかった。

それでもサイ・ヤング賞右腕のDeNAバウアー相手に、堂々渡り合った。2回、先頭の牧から連続で二塁打を浴び先制を許したが、表情は変えず。続く桑原から137キロフォークで空振り三振を奪うと、京田は155キロ直球で一ゴロ。最後は125キロカーブで見逃し三振に仕留めた。

6回にまさかの展開が待っていた。先頭の林に四球を出し、1死から関根に再び四球。2死一、二塁から牧に同点適時打を浴びると、中継に入った広岡が二塁へ悪送球。ボールが右中間を転々とする間に、さらに2人の生還を許した。それでもすぐに気持ちを入れ直し、オースティンを138キロフォークで空振り三振。この回限りで降板となったが、許したのはわずか4安打、防御率も1・11。悔しい敗戦は次戦につなげる。

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