DeNA今永昇太投手(29)が次の大きな目標へ向けて、しっかりと気持ちを切り替えた。21日、横須賀の球団施設「DOCK」で調整。前夜、交流戦初優勝が決まったことについて「最後の1週間は三浦監督も『優勝しっかり意識してやりましょう』というところで、みんなが十分に優勝を意識した中で最後の1週間は勝負できて、この結果に終われて良かった」と振り返った。

今永も交流戦では3試合に先発して2勝0敗と初優勝に貢献した。それでもエース左腕は「2勝0敗ではあるんですけど、その勝ち負けつかなかった1試合はチームも負けてしまっているんで。そこでも、自分が投げた試合でチームが勝っていればよかったんですけど、そうではないので。まだ、自分がやるべきことができる余地が、まだいくつもあると思います」。8回1失点と好投はしたが、チームは結果的にサヨナラ負けとなった6日ソフトバンク戦(ペイペイドーム)の投球を今後の糧とするつもりだ。

チームは交流戦優勝チームとして、23日から再開するリーグ戦へと向かう。今永は「また違った流れや雰囲気でスタートすると思うんで、自分としては交流戦優勝しましたけど、また新たな気持ちでペナントレースを戦いたいなと思います」と喜びに浸ることなく、25年ぶりのリーグ制覇だけに視線を向けた。

リーグ2位のチームは、23日から2・5ゲーム差で追う首位阪神との3連戦(横浜)からリスタートする。その初戦に先発が予想される今永は「チームが勝てば、必ず勢いはつくと思うんで。自分が必ず絶対にいいピッチングをしなきゃいけないとか、そういう気持ちで臨む必要もないですし。勝てば、勝手にそうなっていくので。最終的に勝っていけるように、そういう内容のある投球ができれば。自分がやるべきことをしっかりとやりたい」と話した。