DeNAの黄金ルーキーが、首位阪神との首位攻防戦で1軍デビューする可能性が浮上した。ドラフト1位の松尾汐恩捕手が、23日の阪神戦から1軍に初合流することが決定。右打者の代打の切り札だったオースティンが、右肩鎖関節の捻挫で20日に出場選手登録を抹消され、右の代打候補として、松尾の名前が挙がったとみられる。

プロ1年目の今季は、春季キャンプ1軍スタート。キャンプを完走し、練習試合、オープン戦でもマスクをかぶったが、3月7日にファームに合流した。イースタン・リーグでは50試合に出場し、打率2割6分3厘、4本塁打、24打点。6月は好調で、4試合で4番で起用されるなど、打率2割9分5厘、2本塁打をマークする。

未来を見据えた昇格となる。左ふくらはぎの肉離れで2軍調整中の桑原が、23日のイースタン・リーグの日本ハム戦で実戦復帰する予定。早ければ25日の阪神戦から1軍合流するプランも浮上する。松尾の1軍同行は限定的となる可能性もあるが、首位攻防戦での経験は貴重。プレーはもちろん、見て、聞いて、感じて、将来への財産にする。

▽DeNA今永(23日の阪神戦に先発予定)「新しいスタートとして、任されたことを光栄に感じて投げたいです。自分がするべき投球は変わらないので、いつも通りの気持ちで臨めれば」

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