広島が先発大瀬良大地投手(32)の71日ぶり勝利となる3勝目で交流戦最終戦からの連敗を止めた。大瀬良は7回3安打無四球無失点の好投。9回は矢崎が締めて、プロ初の2桁10セーブ目。打線は3回に堂林が2戦連続スタメン起用に応える先制弾。4回は3本の長短打と三盗を絡めて2点を追加した。試合後の新井貴浩監督(46)の談話は以下の通り。

 

-先発大瀬良投手が久しぶり勝利

新井監督 今までも、いい投球をしていた。なかなか援護できてなかった。チームにとっても大地にとっても大きい1勝になった。

-大瀬良投手は勝てない間、責任を感じていた

新井監督 本当に責任感の強い投手。そこも大地らしいなと思います。ずっと我慢してゲームをつくってくれていたんですけど、なかなか援護をしてあげられなくて、勝ちがつかない状況が続いていた。本人も苦しかったと思います。野手も十分、分かっていたので、今日は何とかと思ってたと思います。大地のためにと。

-3回は先発メンデス投手から堂林選手が1発

新井監督 ミーティングでいろんなことをやってくるよと話をしてた。選手それぞれがいいプラン、いい準備をして、打席に入ってくれた。堂林もナイスホームランでした。

-堂林選手は昨日の試合では内容も良くないように見えたが、スタメン起用がハマった

新井監督 たまのスタメンで簡単に打てるもんじゃない、というのは分かっているので。今日も迷いなく、普通にドウ(堂林)がファースト。守備面も考えて。大地が投げるときはしっかり守備もしっかり固めてあげたいというのもあるのでね。追い込まれたけど、打った瞬間でしたね。いいホームランですね。

-追加点もすぐに入ったのは大きかった

新井監督 大きかったですね。特に崇司(上本)の盗塁ですね。あれはすごく大きい。龍馬も楽になった。勇気を持って、一発で決めてくれた。あそこの崇司の盗塁は本当に大きかった。

-9回を締めた矢崎投手が10セーブ目

新井監督 たくましくなっているなと。経験を重ねるたびにたくましくなっています。