DeNAトレバー・バウアー投手(32)が、9回を来日最多128球、4安打2失点完投で自身5連勝となる6勝目(2敗)を挙げた。

1日の中日戦(横浜)以来、中4日での先発マウンド。前回は6回10安打2失点(自責1)で勝敗つかず。6回2死一、二塁、挟殺プレーでアウトを奪えなかった場面で激怒し、ほえまくる姿が大きな注目を集めた。5日には「あれは決して誰か特定の選手に向けたものではない。そこまでのチームの状況、その日のいろんな要素がある。やっぱり勝ちたい思いが一番強いので、それが思うように行かない時にフラストレーションを感じてしまう。そのエネルギーを表現をした」と、あらためて説明した。

この日は気持ちを切り替えて初のヤクルト戦登板。相手4番の村上について「すごく才能のある選手だと感じます。映像で見るのと、実際に対戦するのは違うと思うので、そういった意味でもすごく楽しみ」と対戦を心待ちにしていた。1回を3者凡退に抑えると、2回無死走者なしで迎えた村上の第1打席。5球目の130キロスライダーで中飛に打ち取った。

立ち上がりから安定感を見せたサイ・ヤング右腕だったが、3回1死から武岡にこの日初となる安打を浴びると、その後、2死二塁から1番並木に中前適時打を許し、1点を先制された。4回は先頭サンタナに安打を許したが、無死一塁での村上の第2打席は、初球で遊直に仕留めた。

味方が3点を奪って逆転した6回には、ギアを1段上げた。先頭山崎に四球を許したが、3番オスナを外角低めスライダー、3度目の対戦となる村上を低めナックルカーブ、5番オスナには高め156キロ直球で、いずれも空振り三振に仕留めて、大きく雄たけび。本拠地ハマスタのファンから大声援を浴びた。

その後は8回に1点を失ったが、なお2死二塁のピンチで村上を3球三振に仕留め、またも雄たけびを上げた。

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