近江(滋賀)のエースとして昨夏の高校野球をわかせた西武山田陽翔投手(19)が15日、取材に応じ、高校球児にエールを送った。
山田はこの日、カーミニークフィールドで行われた3軍のBC神奈川戦に登板した。近江はこの日、滋賀大会2回戦で勝利。自身の試合後、母校の結果はまだ知らなかった。
「勝ちましたか!? 今日っていうのは知ってたんで、気になってたっすけど、勝ったんだ~、良かったっす!」
ホッとした顔を見せた。「後輩のことも気になるし、多賀監督のことも気になるっすね。今もゲキ飛ばされてるのかな~と。懐かしいですね」。1年前の今頃、背番号1だった。
「暑かったっすね。ただただ、暑かったっす」
もしかしたら真意は「熱かったっす」だったのかもしれない。
「やってる時は長いし、楽しいことはもちろん多いですけど、シーズン中はしんどいことも多かったです。あっという間でした。野球をする上で、というのは学びましたね。大切しなきゃいけないことととか、いま思うと、監督から教えてもらったことがすごく多かったです」
近江を投打でけん引し、夏の甲子園では優勝こそならなかったものの、ベスト4に輝いた。西武に昨秋ドラフト5位で入団し、今は3軍で投げることが多い。
「出力が落ちる期間が1回あって、それが戻って来つつあるので、そこはいいことかなと思います。後半戦からもっといい成績を残せるように頑張ります」
後輩の頑張りには負けていられない。全国で各地方大会が中盤に差しかかり、沖縄県では16日に決勝が行われる。全国の高校球児にエールを送った。
「負けたら悔しくて、勝ったらうれしくて。本当のその単純な世界の中で、一生に一度の経験なので、その瞬間その瞬間頑張って、甲子園目指してほしいなと思います」
そんな山田に、ロッカールームへの帰り際「高校野球、もう1回やりたいですか?」と尋ねた。
「いやぁ~」と笑った。【金子真仁】



