首位オリックスが、広岡大志内野手(26)の昇格即タイムリーで“不名誉な記録”を阻止した。2回2死満塁で、フルカウントから西武エンスの150キロ直球を捉えると、右翼越えの大きな当たり。走者一掃の3点適時三塁打となった。
「ファームにいる時から、やってきたことをしっかり出すだけだと思って、しっかり準備できたと思います」。約2週間ファームで調整を続けていた広岡は、この日再昇格したばかり。「あんまり日焼けしてないな」といじり、リラックスさせてくれた中嶋監督のスタメン起用に第1打席で応えた。
待ちに待った「3点目」だった。10日ロッテ戦から8試合続けて2得点以下。この日も続けば9試合連続となり、65年10月5~17日以来、58年ぶりなってしまうところだった。指揮官も「いやー焦りましたね。また点数入らないのかなと思って。でも、本当に大志(広岡)があそこでよく打ってくれた」と安堵(あんど)した。1軍を見据え、2軍で振り込んできた量はうそをつかない。「僕もその場に早く行きたいと思って、ずっとやっていました」。チャンスをものにした広岡が活性剤となったのか、6回にも2点を追加した。
負の記録を止めて、一方の投手陣は好記録を継続中。5試合連続の1失点以下は、73年8月31日~9月6日以来、球団50年ぶりとなった。優勝マジックは最短25日に点灯。再び投打がかみ合いだした。【磯綾乃】



