阪神が4連敗を阻止し、両リーグ最速で70勝に到達した。2位広島が敗れ、再び優勝マジック18が点灯した。3番から6番に打順を下げたドラフト1位森下翔太外野手(23)が先制アーチを含むプロ初の1試合2本塁打。3回にはヤクルトの投球が捕手のプロテクターの中に挟まり、パスボールとなり一塁走者が二塁へ進塁する珍プレーから大山の適時二塁打で得点を重ねた。試合後の岡田彰布監督(65)の一問一答は以下の通り。

(自ら)「ほんま、しんどい。すんなりいかんなあ」

-8回の森下の2本目のソロが大きかった

「おーう。森下のホームランが大きかった。ずっとあと1点なあ。(点差が)4点になったら、ちょっと楽かなあと思っていたからなあ。あのホームランは大きかったよな」

-打順を6番に下げたが、先制アーチも含め活躍

「だからセンターに打てと言うてんのに、なあ。なんか引っ張って。引っ張りに入らんとなあ」

-直接アドバイスをしたのか

「ちゃうちゃう。コーチには言うたけどな。ちょっと気合を入れとけって」

-森下を6番にして巡り合わせがよかった

「ま、それはなあ。3番だったら、どうかというのはわからへんからなあ。それは発奮したんやろ。へへへっ」

-スタメンから外すことは考えなかったか

「外すのは考えなかった。でも、明日も6番やで、まだ早い(笑い)」

-先発村上が7回無失点と好投

「そうやな、もう十分、球数も少なかったし、十分やったからな。やっぱり守りもなあ、3つ負けてたからな、今日は勝たなあかんいうので硬かったよな、大山なんかな、ほんまお前、おーん。まあでも、曲がりなりにな、今日はひとつ勝ったいうのは、明日からもうちょっとできるから、はっきり言うて」

-桐敷、石井はしびれる場面で抑えた

「そうやなあ。岩貞もな、ちょっと大山のアレ(失策)があったからな、まあ、あそこで、誰や、山田か。山田のやっぱりフォアボールがいかんわな。2ストライクからな。まあ、桐敷もひとつフォアボール与えたけど、やっぱりなあ、大事な局面でいく、それもランナーいてる場面でいく時のフォアボールいうのは、やっぱりちょっときつなるよな」

-9月最初の試合だが選手を見ていたらちょっと硬かったか

「ああ、ちょっとなあ。フリーバッティングも全然やったもんな、今日。え、ほんま」

-最後は前回やられた岩崎が3人で締めた

「いやいやいや、まあ、そらお前、何回も続けへんよそら、1年にな、何回か、お前、なんかこう、何ていうかな、すーっと吸い込まれるようにな、こう打たれる時あるんよ、あれ、な、ピッチャーって。自分が思ってるのと違う、何かすっといくな、何か吸い込まれるていうかなあ」

-ミスで自滅することは避けたいと言っていた中、バタバタしても勝ちきったのは大きい

「うん、そうやなあ。最初からなあ。まあでも、これからは、そんなにすんなりいかんよ、9月は。でも、やっぱりそれをしのいで、とにかく勝ちきることの方がな、大事やしな。そういう意味では4点目が大きかったよな。本当に大きかった。まだちょっと楽やったよ。そら、ここやからホームラン打たれたら終わりやけど、ホームラン打たれることは全然考えてなかったから」

-3回は相手捕手の防具にボールが入って捕逸。そんな経験はあるか

「なあ。ないない、ないわ。分からへんかった」

-審判も入念に確認していた

「そら(責任審判が)白井やから、白井に任せな。白井やねんで、ナイス判断、ええ判断や」