DeNA東克樹投手がキャリアハイの12勝目で、チームを3連勝に導いた。

失投を捉えられ、2回先頭で巨人岡本和にソロ、6回2死一塁では長野に2ランを被弾したが、粘って7回3失点。「大事な3連戦。カード頭を任された以上は絶対に勝つと、強い気持ちでした」とうなずいた。

10勝を挙げている巨人戸郷との投げ合いを制した。8月24日の広島戦(横浜)でも、広島床田との10勝左腕対決に勝った。エース級との対戦に「自分の財産になるし、緊張感の中で投げられているので非常に価値がある」。チームの3位争い、個人のタイトル争い。双方に大きな意味を持つ、リーグ単独トップの白星となった。

勝利を贈りたい人がいた。「おじいちゃんが米寿なんです。すごい、いいことなので」。父方の祖父、宏さんが2日に88歳の誕生日を迎える。大洋ファンで小学生のころからキャッチボールの相手をしてくれ、今も試合後にはLINE(ライン)をくれる。前祝いとしても負けられなかった。

これで6月1日の楽天戦から自身8連勝。球団では97年に9連勝した三浦監督以来となった。この日、バウアーの離脱が決まったが「全員でカバーする。バウアーが戻ってくる日まで頑張りたい」と力を込めた。

▼DeNA東が18年の11勝を上回り、シーズン自己最多を更新する12勝目。6月1日楽天戦から8連勝をマークした。DeNA投手のシーズン8連勝以上は97年7月15日~10月5日に9連勝した三浦以来。球団左腕では93年5月9日~7月13日に9連勝した野村に次いで30年ぶり2人目となった。

▽DeNA山本(1点を追う2回2死一塁から逆転の2号2ランを放ち、バッテリーを組む東を援護)「東さんも言ってましたが、まさか僕が打つなんてと自分でも思ってました。デスターシャもできてうれしい」

【関連記事】DeNAニュース一覧>>