今年5月11日に死去した西鉄ライオンズの黄金期を支えた中西太氏(享年90歳)の「お別れの会」が11月3日、出身地の高松市内で開催されることになった。母校の高松一野球部OB会と高松讃紫会(高松、高松商、高松一野球部OB連合会)が中心に発足させた実行委員会が実施する。

“怪童”と称された大打者で、本塁打王5回、首位打者2回、打点王3回のタイトルを獲得し、3年連続日本一に貢献。西鉄、日本ハム、阪神で監督を務め、計8球団に在籍し、若松勉、掛布雅之、真弓明信、岡田彰布、イチローら名選手を育てた名伯楽だった。

日刊スポーツ評論家としても長く健筆をふるった。当日は、午前中に第5回大会の「讃紫会」交流戦(レクザムスタジアム)を追悼試合として行った後、午後5時から市内ホテルで関係者による「お別れの会」が開かれる。WBC大会で侍ジャパン監督として世界一に導いた栗山英樹氏(62)も出席する予定になっている。