強い。強い。強すぎる。阪神岡田彰布監督(65)が“余裕のタクト”で2位広島を連倒し、最大10ゲーム差をつけて優勝マジックを7に減らした。過去5度の優勝までを振り返る。

◆62年 夏場から大洋(現DeNA)とマッチレースの様相に。8月下旬に5差をつけ独走態勢に入ったが、9月半ばの6連敗などで首位から陥落した。大洋の自滅にも助けられ、村山実、小山正明のフル回転で終盤戦に首位を奪還。初のセ・リーグ優勝を飾った。

◆64年 大洋とのリターンマッチ。7月後半に首位に6・5差をつけられ、窮地に立った。8月下旬から毎日のように首位が入れ替わる大混戦に突入。9月20日からの大洋との4連戦に、バッキーが3勝する大活躍。球団史上最大の逆転優勝を飾った。

◆85年 前年覇者の広島とつばぜり合いを演じた。前半戦最後の直接対決3連戦に2敗した後、最終戦に勝ち踏みとどまる。長期ロード中に6連敗を喫し、正念場を迎えた。9月以降に21勝10敗2分けの勝率6割7分7厘とスパートを掛け、粘る広島を振り切った。

◆03年 76試合目の7月8日に優勝マジック点灯と、難なくゴールインと思われた。ところが長期ロード中に4勝11敗と大ブレーキ。9月には5連敗と4連敗が各1度。優勝を決めた9月15日に、星野仙一監督は「あー、しんどかった」と心境を言い表した。

◆05年 7月中旬には2位に8差と独走。球宴明けに失速し、落合博満監督率いる中日との神経戦が始まった。負ければ1差接近の9月7日直接対決。あわや没収試合の大乱戦を制し、再びVロードを歩んだ。就任2年目の岡田監督が、初めてセの頂点に立った。