ロッテ佐々木朗希投手(21)が左脇腹肉離れから48日ぶりの復帰登板を3回45球、2安打1失点、2奪三振で終えた。最速は1回に2球記録した161キロ。160キロ超は5球マークしたが、いずれも初回に計測。失点したのも1回で、2番宗に初球の157キロを捉えられ、右翼フェンス直撃の二塁打。2死三塁から4番森に160キロで詰まらせながら三遊間を破られて決勝となる先制点を献上した。

2回以降は変化球主体の投球で無失点だった。試合後の佐々木朗の主な一問一答は以下の通り。

-48日ぶりの実戦登板を振り返って

佐々木朗「そうですね、しっかり球数とイニングと予定通り、ケガなく投げられたので良かったと思います」

-離脱した時の心境と、リハビリ期間を振り返って

佐々木朗「後半戦、大事な時にチームの力になれなくて悔しい思いもありましたし。その中で、どうにかできる最善を尽くしながら、リハビリをしていました」

-投げられなかった期間に感覚をなくさないために取り組んだことは?

佐々木朗「投げちゃいけない期間があったので、その期間はマメの時も経験していたので、そこら辺はなんて言うか、慣れだったり経験があったので、どうにかうまくできたかなと思います」

-今後へ向けて、どのような投球をファンに見せたい?

佐々木朗「大事な試合が続くと思うので、少しでも力になれるように準備していきたいと思います」

-マウンドに上がった時にファンからの大歓声を聞いた時の気持ちは?

佐々木朗「まず、シーズン中に帰ってこれて良かったなと思いますし。まだまだ大事な試合が続くので、その中で最後まで戦っていきたいと思うので、すごく声援も力になっているので、最終戦まで、最後まで声援を送っていただけたらなと思います」

-黒木コーチが日頃のトレーニングや食事面が早い回復につながったのでは、と話していた。実際にリハビリ期間で意識していたことは?

佐々木朗「う~ん、いつも通り、はい。シーズン中に投げている時とやることは変わらないので。ただ、そうですね…できることも限られてくるので、なるべく下手に無理しないように、できることだけ頑張りました」

-今日はヤンキースのキャッシュマンGMも視察。他のメジャー球団のスカウトも多数視察する中での登板について、どう感じるか

佐々木朗「そうですね…まぁ今日に関しては、イニングも別に投げていないので。宮城を見に来たのかなと思っています」

-これまでは手のマメで離脱することが多かったが、今回は左脇腹を故障。今回の経験を踏まえて取り組んだことや改善したことは?

佐々木朗「脇腹をケガしたから脇腹弱いとか、そういう話じゃないと思うので。脇腹だけじゃなくて肩、肘、いろいろ気を使いながら。シーズン中、万全の状態も少ないと思うので、その中で大きいケガにならないように気をつけたいなと思います」

-今日の登板内容はどうだったか

佐々木朗「内容的には先制を許してしまって、良くないところもありましたけど、まずはケガなく投げ終えて、それが一番じゃないかなと思います」

-投げ終えて今の状態は?

佐々木朗「そうですね、特に変わらず。次に向けて準備したいなと思います」

-登板間隔が空いたことで、投球内容に課題を感じたところは?

佐々木朗「全部じゃないですか」

-戦線離脱中にチームの調子は下降気味に。試合は見ていた?

佐々木朗「はい」

-どんな思いでチームの試合を見ていた?

佐々木朗「しっかり戻った時に(貢献できるように)、しっかり特に相手チームを見ながらイメージだったり、そういうところはなるべくなくさないようにはしました」

-今日のボール自体は納得できるモノではなかったという印象?

佐々木朗「一番良いときに比べたら、それは劣るのは当然だと思うので。今日は今日なりの最低限というか、それなりのボールは投げられたかなと思います」

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