阪神近本光司外野手が、新人から5年間通算安打数のプロ野球記録を塗り替えた。「1番中堅」での初回。カウント2-2から右腕赤星の147キロ直球を右翼前にはじき返した。プロ通算768本目の安打。並んでいた敵陣ベンチの巨人長野を抜いて記録を更新した。

近本は「大きい離脱もなくここまで来た所が評価できるのかなと思う。そういった所をこれからも、むしろこれからの方が難しくなってくると思うので。続けて安定して出せたら」。赤星との対戦はリーグ優勝を決めた14日巨人戦以来。その際も右前打を決めており、対戦2試合連続の安打となった。

3年目、4年目までの安打数でも歴代トップを更新。巨人長嶋が持つ6年目までの通算安打記録926本にはあと158本だ。「いや~そこまでは考えてないっすね」。そうつぶやいたが、さらなる期待も膨らむ新記録樹立となった。

【動画】阪神近本光司が新記録!入団5年目まで768安打 その時、抜かれた巨人長野の表情は?