専大は駒大に敗戦し、勝ち点を落とした。

ドラフト上位候補の西舘昂汰投手(4年=筑陽学園)はNPB7球団15人のスカウトが視察する中、先発マウンドに上がった。自己最速タイの152キロを計測するも「勝負球が全部当てられて甘くいったところを打たれるのが今日はきつかった」と、3回2死満塁から駒大・大森廉也外野手(4年=市船橋)に走者一掃の左中間適時二塁打を浴び3失点。だが、後半からは「ツーシームの精度が良くなった」と立て直し、打たせて取る投球で、8回8安打3失点だった。

打線は西舘を援護できず6安打で無得点。8回まで三塁を踏むことが出来ず、斉藤正直監督(63)は「軟投派のピッチャーは苦手で、みんな無理に振ってしまう、毎回西舘に申し訳ないですね」と話した

ドラフト会議(26日)も迫ってきた。西舘は「気持ちの持ちようは難しい。自分の気持ちを殺してでもチームを勝たせるようなピッチングをすることは、これからも心がけていきたい」と語った。