阪神がレギュラーシーズン最終戦を制し、タイトルホルダーを続出させた。

既に確定していた最優秀防御率の村上、セーブ王の岩崎に加え、最高出塁率の大山、最多安打の中野、盗塁王の近本と5選手がタイトルを獲得。試合に勝てば大竹も最高勝率を手にしていたが、まさかのサヨナラ負けで消滅した。岡田彰布監督(65)の一問一答は以下の通り。

-大竹はあと1歩のところで最高勝率のタイトルを取れなかった

「なあ。そうや。みんなうまいこといっとったのになあ。まあ、ほかのピッチャー。岩崎は、いかんでもよかったんやけどなあ。ほかのピッチャーは余計プレッシャーかかると思ったからなあ。まあ、しょあないわ。なあ」

-9回は大竹のために岩崎を

「そうや、他のピッチャーやったらプレッシャーかかるやろ。お前、若いピッチャーだったら、あの場面で。しょうがない。もう、なあ」

-9回無死一、二塁で坂本が走者を送れたら

「あーっ、あそこもなあ。スリーバントなあ。なかなか、芝もぬれているし、なかなか投げれへんのに。のう。普通に(バントを)決めといたらええのに。転がしといたらなあ」

-そんな中で大山が最高出塁率、中野が通算安打でタイトル

「まあだから、向こうもノーヒットって言うとったからな。だから、もう1つやったんやんか。3つ達成したら一番良かったけど」

-大山の最高出塁率は

「そら価値があるよ。そらタイトルやからな」

-4割を超えた

「今までがどんな数字か俺も知らんけど」

-四球の数が大きい

「そらフォアボールやろ。2割8分台か」

-全試合4番がチームの方針を体現したのは今季を象徴している

「おう。でもこれもやっぱり自分のためやからな。ボール球振らないのは、チームのためでもあるし、自分がな、これから率を伸ばしていくには、やっぱりな、自分のためでもあるんやで、でも、そら。まあ、もったいない打席が多かったように思うからな、オレも、去年まではな。だからそういう意味でも自分のためにもな、これから以降、率もああいう形でな、選んでいけば率も上がってくると思うからなあ」

-ー中野のフルイニングも価値がある

「うん、そら価値あるよ、そら。ポジションもセカンドやからなあ、フルイニングいうのはなかなか足もないとあかんからなあ、代走とかいらん選手なわけやから。そら価値あると思うよ」

-近本は早めに代わったが

「デッドボールで何か(背中が)張ってきたいうから、そうやん」

-今日でレギュラーシーズン終わり。次に向けて

「いやいや、まあまだ日にちあるからなあ、これはまあフェニックスとか行って。次言うても俺らは18日に合わすだけやからなあ。相手がどこかそらお前、わからへんわけやから、どっちになるかな」

-巨人の原監督が退任。現役時代からしのぎを削ってきたが、寂しいのでは

「うん。いやまあ、あと1年契約があるから、びっくりしたけどなあ」

-前回の監督時代から対戦してきた。どんな存在か

「いや、もう正式に決まったん?」

-原監督本人が発表した

「ああ、そうか。いや、フロントのコメントが載ってなかったからな、今日(の報道)でもな。自分で言うたんかなあって」

-契約も残っているし、来季も戦うつもりだったか

「いやいや、前(の退任)も契約がなくなったからやん。それだけのことやったやん」

-思い出などは

「思い出なんかないわ」

-今年も対戦成績以上に接戦や采配合戦も多かったのでは

「うん。まあ、そんななかったよなあ。前回よりも」

-まだ一緒にやりたかったのでは

「何がやりたいんや(笑い)。やりたいとかやりたくないとかじゃなくて、勝負やんか」