ロッテがソフトバンクに延長戦で3点差をひっくり返す大逆転サヨナラ勝ちを納め、CSファイナルステージ進出を決めた。
18日から京セラドーム大阪でリーグ優勝を果たしたオリックスと対戦する。死闘を終えた直後の吉井理人監督(58)は開口一番「みんなよく頑張ってくれました」と話した。両チーム無得点のまま迎えた10回、沢村が3失点を喫し万事休す。だがその直後の攻撃で奇跡が起きた。ソフトバンク津森に対して代打角中と荻野の連打で無死一、二塁とすると、藤岡裕大内野手(30)が初球の148キロ直球を右中間へ同点3ラン。さらに2死一塁から安田尚憲内野手(24)がサヨナラの適時二塁打を放ち劇的勝利を決めた。吉井監督の一問一答は以下の通り。
-すごいゲームだった
みんなよく頑張ってくれました。
-ファイナルステージ進出が決まった
もちろんうれしいです。
-10回は3点ビハインド。どんな気持ちで見ていた
継投の順番を間違えたと思ったんですけど、そこを選手たちがはね返してくれて良かったです。
-10回はどんな雰囲気で戦いに
裏の攻撃なので、全然負けが決まったわけじゃないんでね、「行くぞ」って。角中が残ってたので、先頭で勢いつくヒット打ってくれてよかったです。
-中村奨に代打は難しい決断だった
負けたら終わりの試合なので、そこはもうためらいなく。角中を使わずに負けてしまうのは嫌だったので、できることは全部しようという感じで臨みました。
-藤岡選手のホームランはどのように見ていた
すごい集中力だったと思います。
-藤岡は最高の形
藤岡は1発打てる力あるので、1発打てばなとは思ってましたけども、なんとかつないでくれという風に見てました。すごい集中力だったと思います。
-シーズン通して藤岡の仕事ぶりを評価している。この場面で力を発揮できるところは
藤岡の場合はいつもカウントが深くなって、相手ピッチャーが苦しくなるような打席を多くやってくれているので。今日のところは本当に1発欲しいところで1発出てくれて、本当によかったと思う。すごいと思います。
-安田選手がサヨナラヒット
今日スタメンじゃなかったんですけどね、後からでも集中して“スーパー安田”でしたね。
-日頃から若い選手に頑張ってほしいという話をしている
良かったです。本当にいつもこうだといいなと思ってます。
-小島投手もゼロでつないだ
今日は本当に良く頑張りました。
-沢村は3連投。あの場面は気持ちを見せたかった
本当は坂本と迷ったんですけども、(ソフトバンク)三森がケガして右打者が3人続いたので、左バッター来るかもなと思いながら。でも球場は盛り上がるだろうと思って、沢村にしたんですけど。今日は残念な結果だったんですが、また頑張ってもらいたい。
-第1戦での佐々木朗のショートスターターもあった。中継ぎ陣が3試合頑張った
このシリーズ始まる前から、やっぱり先発はかなりきついなと思ったので、リリーフに負担かかるのはわかっていた。その順番をこちらが間違えないのがカギになるかなと思っていた。そんな中で本当に起用にしっかり応えてくれて、みんなよく頑張ってくれている。
-ファイナルステージは勢いを持って入って行けそう
我々はチャレンジャーなので。これまで通りチャレンジャーのつもりで、自分たちにできることを精いっぱいやっていきたい。
-オリックスの印象
いつもどっちかと言えば守り合いになって、最後少し足らずで負けるっていうゲームが多いので、なんとかたくさん点取れるように頑張りたいと思いますし、ピッチャーの方もちょっとあの、結構出しちゃってるんで、しんどいと思いますけども、もうひと頑張りしてもらいたいなと思います。
-リーグ戦の終盤から本当に厳しい試合が続いている。チームの成長は
先発ピッチャーがちょっと少なくなって、リリーバーにすごく負担かかってるんですけども、その中で今日もそうですけど、本当にリリーバーがんばってくれているので、チームとしては良い方向に進んでいると思います。
-この3試合はファンが素晴らしい雰囲気をつくってくれた
完全ホームって感じで、すごい後押ししてくれて大変助かりました。ありがとうございます。
-ファイナルステージに向けて一言
がんばります。