プロ野球ドラフト会議が26日に都内で開催される。県内では高校生4人、大学生8人がプロ志望届を提出。常葉大菊川高の鈴木叶捕手（3年）、日大国際関係の杉田健投手（4年）と静岡大の佐藤啓介内野手（4年）には複数球団から調査書が届いた。また、社会人ヤマハの相羽寛太内野手（21＝静岡高出）もドラフト候補に挙がる。指名を待つ男たちが心境を語った。【前田和哉】

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日大国際関係の杉田が、シンデレラストーリーを駆け上がる。189センチの長身から投げ下ろす直球が魅力の右腕。リーグ戦デビューは今春と遅咲きだったが、今夏には最速152キロを記録。その後の秋季リーグ戦でも無傷の5勝、防御率0・26の好投で5季ぶりの優勝に貢献した。スカウト陣の評価も急上昇。ドラフト候補に名を連ね、調査書は6球団から届いた。「自分のできることはやってきた。後は祈りたい。指名されることを願うだけです」と手応えを持って、運命の日を迎える。