DeNA三浦大輔監督(49)が、ドラフト1位で抽選の末にENEOS・度会隆輝外野手(21=横浜)との交渉権を獲得し、3年連続で意中の相手を獲得した。

   ◇   ◇   ◇

「ハマのゴッドハンド」の本領を発揮した。DeNA三浦監督が、中日、ロッテと3球団競合の末にドラフト1位でENEOS・度会との交渉権を獲得。監督就任後3年連続で意中の相手を獲得した。当たりくじを確認した瞬間、右手でガッツポーズし「めちゃくちゃ、うれしかったです。一気に心拍数が上がって、興奮した」と声を上ずらせた。

阪神との競合で小園を獲得した21年以来の抽選で、2戦2勝を飾った。度会の指名は会場に入る直前に萩原チーム統括本部長から伝えられ「抽選になると思って、会場に入った」と覚悟。中日、ロッテとの抽選を制し、強運を証明した。「普段はそうでもないですけど」と苦笑しながら「決めてたのは手を入れて、最初に触れた封筒を引こうと」と“秘技”を披露した。

普段は験担ぎは皆無だが、ドラフトでは「番長スタイル」を継続した。今年の日本ダービーの記念ネクタイを着用し、朝に横浜市内の神社で願掛け。昨年に続き、家族が用意してくれたピカピカの5円玉を「新しいご縁ができますように」とさい銭箱に入れ、願いをかなえた。即戦力で期待し「チームを代表する、球界を代表する選手になってもらいたいです」と期待を込めた。【久保賢吾】