北大に在学しながら今季、四国IL・徳島でプレーした異色の経歴を持つ宮沢太成投手(24)が西武から5位指名を受けた。

徳島が配信したユーチューブ配信で、「びっくりして声が出なかった。高い評価をしてもらえるとは思っていなかったので、期待に応えなきゃいけないという責任感を感じている」と受け止めを語った。

長野県出身で、長野高から北大に進学。今季は在学しながら徳島でプレー。12試合に登板し、3勝2敗、防御率5・12をマークした。

リーグ前期では調子が上がらず、登板のチャンスをもらえない日々を過ごした。「極端に言うと、野球が嫌いになりかけた。苦しいことがあって諦める人間にはなりたくなかった。ここを頑張るしかないと言い聞かせていた」と苦節の日々を振り返った。プロ入りに向けて、「1日も早く1軍の戦力になれるように頑張る」と意気込んだ。