“日本一長い始球式”が、ハマスタの45周年記念試合を彩った。タレントの柳沢慎吾が、セレモニアルピッチに登場した。

今回は、神奈川を舞台に「横浜高校」対「東海大相模」(一塁側)をテーマに、パフォーマンスを披露した。

場面は横浜が2点リードの9回2死満塁、フルカウントで開始。塁上には黒羽根利規、久保裕也、大田泰示が務め、打席には森野将彦が立った。

柳沢がマウンドに上がって、捕手に上地雄輔、一塁に後藤武敏、二塁に石川達也、三塁に小池正晃、遊撃に倉本寿彦、外野は荒波翔、下水流昂、福田永将が守りについた。

柳沢が三塁けん制を悪送球し、1点差に迫られた後、松坂大輔が一塁ベンチ前で度会隆輝とキャッチボールを開始。98年夏の準決勝の横浜対明徳義塾戦で松坂が行った右腕のテーピングを外し、マウンドに上がるシーンを再現した。

午前8時に撮影した三塁側、一塁側のアルプス席の応援VTRが流され、ナインがマウンドに集まって、気合を入れ直した後、外野も前進する中、松坂が森野から三振を奪って、2-1で横浜が勝利した。

優勝インタビューには、松坂、上地、度会が登場し、柳沢がインタビューを務めた。松坂は「先生、俺やったよ」と言うと、オフィシャルパフォーマンスチーム「diana」と長髪のカツラをかぶった柳沢先生がVTRで登場した。

ラストは、98年の横浜が優勝した瞬間の映像がビジョンに流れた。マウンドにマイクをソッと置き、全方向に丁寧に頭を下げ、約25分間にも及ぶ超ロング始球式が終了した。