名古屋入りした中日中田翔内野手が目を丸くしたのが名古屋市が導入している交通システム「バスレーン」だ。中央分離帯にバス停を設置し、道路の右端がバス優先のバスレーンとして運用。交差点では一番右の車線がバス専用の直線で、右折車線がバスレーンの左横に設置される。

「バスレーンって何なの? こっち(一番右車線)は真っすぐなのに、こっち(右から2番目の車線)が右折。あれはすごい。バス通勤の人たちはいい。込まないってことでしょ。バス通勤の人は遅刻しない。不思議だなと思って見ていた」。東京や札幌などでは見られない交通システムに首をかしげていた。

12球団屈指の広さのバンテリンドームについて聞かれると、「広さは他の球場に比べある。日本ハム時代から広い球場(札幌ドーム)でやっていた。特に意識することはない」と、中田は胸を張った。来年3月には家族を東京から呼んで、名古屋生活をスタートさせる予定。「事故をしないように、運転には気をつけます」と、球場外での苦戦が立ちはだかりそうだ。【中日担当=伊東大介】