広島が今秋ドラフトで指名した新人8選手が13日、広島市内のホテルで新入団選手発表を行った。ドラフト1位の青学大・常広羽也斗投手(22)は壇上で「(同じ)大分出身の森下選手が目標とする選手の1人。チームのエースとなれるように頑張っていきたい。しっかり自分のできることをやって、最終的に新人王を目指せるように頑張っていきたい」と意気込みを口にした。

 

青学大までの青の「16」から、プロでは赤の「17」となる。「重みのある番号だと思うので、恥じないように頑張っていきたい。まだちょっと赤は見慣れていないんですが、似合う選手になっていきたい」。壇上でユニホーム姿を初披露。過去には山根や岡田と優勝に貢献した投手が背負った番号だけに、チームを勝利に導く投手を目指していく。

 

ドラフトでは楽天と競合の末に獲得した逸材。外角低めに伸びる真っすぐとフォークを持ち味とし、即戦力と期待される。同じ大分出身の森下から多くを学ぶつもりでいる。「目標となる選手だと思うので、ストレートなど部分、部分で吸収していきたい」。壇上ではヤクルト村上を筆頭に他球団の中軸との対戦を願った。

 

新人選手とともに登壇した新井監督は、期待を寄せる。「みんなキラキラしていますね。希望しかない。堂々としているなと。プロ野球選手になるという夢はかなえたので、ここからスタートライン。今(新人以外でチームに)いる選手も負けないぞと思っていると思う」。大きな可能性を秘めた新人選手の入団を歓迎すると同時に、新戦力加入によるチーム内競争の活性化も歓迎した。

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