西武宮川哲投手(28)とヤクルト元山飛優内野手(25)のトレードが21日、両球団から発表された。

宮川は19年ドラフト1位で西武に入団。1年目に中継ぎで49試合に登板し2勝1敗、13ホールドをマークした。今季の登板4試合は先発だったが中継ぎ経験が豊富で、ヤクルトは特に救援陣が手薄な状況もあり獲得に至った。宮川は「チャンスだと思っていますし、それを生かすことができるのは自分だと思うのでやってやろうという気持ちです。新たな場所で活躍できるよう頑張ります」とコメントした。

ヤクルトから西武に加入する元山は、20年ドラフト4位で入団。1年目には遊撃で60試合に先発するなど97試合出場の経験を持つ。西武は今オフ、内野手の退団が続いており、補強ポイントの1つとなっていた。元山は「新天地で活躍している姿をお見せできるように頑張っていきたい」と話した。

◆宮川哲(みやがわ・てつ)1995年(平7)10月10日生まれ、奈良県出身。東海大山形では甲子園出場なし。上武大-東芝を経て、19年ドラフト1位で西武入団。20年6月20日日本ハム戦で1軍デビューを飾ると、1年目から49試合、13ホールドを記録。今オフに背番号を15から34に変更していた。今季推定年俸2500万円。177センチ、85キロ。右投げ右打ち。

◆元山飛優(もとやま・ひゆう)1998年(平10)12月4日、大阪府生まれ。佐久長聖では1年夏、3年夏に甲子園出場。東北福祉大で大学日本代表に選出。20年ドラフト4位でヤクルト入団。背番号は宮本慎也氏が現役時代に背負った6番を着用。21年3月27日阪神戦で初出場し、同試合でプロ初本塁打。今季推定年俸1300万円。180センチ、79キロ。右投げ左打ち。