ヤクルトのドラフト1位の西舘昂汰投手(22=専大)が、24年度の1文字に「慣」をしたためた。「プロ野球選手の考え方であったり、生活習慣であったり、そういうのを自分も身につけないと、活躍するってことは絶対に無理だと思う。まずはその生活習慣から、環境からすべて慣れて、慣れることが活躍の第1歩かなと思うんで、それをまずは心がけていきたいです」とうなずいた。

慣れるためにも、他の選手たちとのコミュニケーションを円滑にするためにも、胃袋をつかむ。福岡出身。地元の名産品を配り、顔を覚えてもらう作戦だ。ラインアップは西洋和菓子の「博多通りもん」、煎餅の「めんべい」など。「おいしいものを選手に配ってですね(笑い)。皆さんに好かれるってことが、チームでうまくやっていくことでは大切だと思うので。まずはあいさつは絶対に大切にしていかないといけないところがありますね」と顔と名前を認識してもらう。

体も慣れさせる。寝具類も一新。「自分に投資するっていう意味で、どんどん自分にお金を使っていきたい」とパフォーマンス向上に意識を向ける。新たな慣習を身につけ、学生野球からプロ野球の世界に足を踏み入れる。【栗田尚樹】

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