年下でもスンごいね-。日本ハムドラフト1位の細野晴希投手(21=東洋大)が2軍施設の千葉・鎌ケ谷で行われた新人合同自主トレに参加した。新人7人と育成契約で加入した台湾出身の最速157キロ右腕、孫易磊(スン・イーレイ)投手(18)とともにトレーニングし「思ったよりボールを投げられたり動けていたので良かった」と振り返った。

キャッチボールの際は、日本ハムに加入決定後「動画でチェックしていた」という孫のフォームを“チラ見”。「バランスがいいなと。フォームがきれいで普通に球が速い。刺激になる」。自身は大学4年で最速158キロを出し、孫は3歳年下で既に157キロをマークしている。左右の違いはあるが「僕の年になったら何キロ出るんだろう。油断してたら僕の出番はなくなっちゃうので。負けずにやれたら」と気を引き締めた。

高卒新人で同じ左腕の加藤大和投手(17=帝京可児)のボールからも、感じるものがあった。左腕同士でキャッチボールし「いいピッチャーは他と何か違うような軌道で来るんですけど、加藤くんの球もすごい独特な軌道。プロに来るだけの力が、やっぱりあるんだなっていう風に思いました」。ともに歩み出す仲間の存在も、レベルアップの糧にする。【永野高輔】

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