東京6大学リーグの慶大に進学予定の丸田湊斗外野手(3年)が9日、横浜市の同大グラウンドでの練習後に取材対応を行った。

昨夏107年ぶりの甲子園Vを果たした日本一のリードオフマンは「高校で日本一を取って大学でも日本一を取るっていう人はなかなかいないと思う。そういう経験をするチャンスがあると捉えて、純粋に日本一に貢献したい」と目標を掲げた。

5日にチームへ合流し、人生初の寮生活がスタートした。寮は2人部屋で、県立進学校から入部する小野(兵庫)・市橋慶祐捕手(3年)と同部屋。全国各地の高校から慶大野球部に進学する新入生含め、すでに積極的なコミュニケーションを取っている。「みんな仲が良いし日本一になりたいっていう目的が一緒。楽しいです」と新たな仲間と大学でも頂点を目指す。

現在の体重は76キロ。夏の甲子園時に比べて4キロ増えた。それでも日本一の大学野球チームに加わったことで「体の大きさや筋力が足りないなって。技術向上のための練習についていけないと意味がない。最初はしっかり練習できる体づくりをしたい」とさらなるパワーアップを誓った。

リーグ戦デビューについては「出られるのであれば1年春から出たい。自分に求められている部分を早く理解して、秀でることができれば」と話した。

堀井哲也監督(62)は「東京ドームで大学ジャパンと試合した時よりスイングが力強くなっている。本当に頼むよ!」と笑顔で激励した。