オイシックスの“サブマリン”下川隼佑投手(23)が、開幕ローテーション入りを狙う。23日は予定されていたくふうハヤテとのオープン戦が中止となり、2次キャンプ地の伊豆市で体を動かした。今季初の対外試合で先発マウンドを託されていた下川は「試合が出来なくて残念ですけど、開幕に向けてまた調整していくだけです」と冷静に気持ちを切り替えた。

2年目の昨季は、26試合に登板。チーム最多の11勝を挙げ、磨いてきた直球も最速137キロまで上がるなど、充実のシーズンを過ごした。イースタン・リーグに新規参加する今季は新たに緩急に重点を置き、キャンプに励んでいる。「変化量より、球速差を大事に。どれだけ打者のタイミングをずらせるか」と130キロ台中盤の力強い直球を軸に、100キロ前後の緩急で奥行きを使う投球をイメージしながら特訓を重ねる。

初実戦となった19日の紅白戦ではカーブ、チェンジアップを試しながら2回を投げ、2失点だった。「まだまだ。先は長いかも知れない」と苦笑い。だが真っすぐは128キロをマークし「この時期にしてはスピードは出てる方。だんだん上がってくると思う」とうなずいた。

首脳陣からの信頼も厚い。橋上秀樹監督(58)も140試合を戦う中で、先発ローテーションの一角として期待を寄せている。「まずは開幕からローテに食い込んで、いいスタートが切れるように。より緊張感を持ってやっていきたい」。ここからギアを上げていく。【大島享也】

◆下川隼佑(しもかわ・しゅんすけ)2000年(平12)3月22日生まれ、神奈川県出身。湘南工大付高-神奈川工大。高校入学と同時に、下手投げに挑戦。昨季BCリーグ成績は、26試合11勝1敗、防御率2・38。176センチ、88キロ。右投げ右打ち。背番号16。