侍ジャパンが欧州代表との第1戦(6日)から、豪華投手リレーで幕を開ける可能性が浮上した。先発は西武平良海馬が最有力で、2番手以降は宮城大弥、山下舜平大と、京セラドーム大阪を本拠地とするオリックス勢が続く見込み。プロ野球界を代表する3投手による継投で、24年初陣に臨む。

平良は昨季、先発に転向すると11勝を挙げた最速160キロの剛腕。侍ユニホームは21年夏に行われた東京五輪以来となる。常時クイック投法から繰り出す剛速球に加え、改良中のスライダーなど変化球も多彩。「代表試合なのでどこでも」と役割は問わず再び合流する侍ジャパンで“24年開幕投手”を託される。

左腕・宮城は昨年のWBCで世界一に貢献した。続く初侍の山下は最速160キロ右腕で、昨季高卒プロ3年目ながら9勝挙げた逸材だ。今年11月の「プレミア12」だけでなく、26年WBCでも主力として期待される3人が、日本を勢いづける。