侍ジャパン井端弘和監督が、底上げとともに勝利を奪いにいく。

チームは5日、「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024」(6、7日=京セラドーム大阪)の欧州代表との強化試合に向けて、大阪市内で調整。

大学生4人を含め、プロでも実績の少ない選手を選出。室内での前日練習では明大・宗山の状態を確認し、公式戦出場10試合の広島田村らとコミュニケーションを取った。前日会見で井端監督は「非常に全員、仕上がっていた。すごくいい動きをしていたので、すごく明日が楽しみ。日本らしく粘っこく攻めたい」と24年初陣に臨む。

11月の「プレミア12」を見据えた欧州代表との強化試合。昨年3月のWBCに出場した村上、近藤らを中心に、若手選手に対して、積極的に声をかける姿を見守った。大学生4人については「いいものを吸収して、あと1年、学生生活があるので飛躍して同じ舞台に戻ってきてほしい」と期待しながら「今日1日じゃ無理かもしれないけど、早く打ち解けて短い間ですけどいいチームをつくりたい」と、戦いながら成長を促していく。