侍ジャパンは明大・宗山塁内野手(3年=広陵)が「右肩甲骨骨折」の診断を受けたことを6日、発表した。

合流前の2月29日に明大での練習試合で死球を受け負傷。前日5日の全体練習ではフルメニューを消化するも打撃練習は6、7割程度のスイングにとどめていた。欠場して第1戦をベンチで見守った宗山は「代表チームに呼んでいただいたにもかかわらず、プレーができないということはすごく申し訳ない気持ち」と悔しさを吐露した。

井端監督は第2戦も起用しない方針を示しているが、けがの状態を確認しながらチームには同行する。宗山はこの日の試合前練習では、遊撃の位置に入ってノックは受けたもののノースローだった。「プレーができない悔しさもあるんですけど、ベンチにも入れてもらえますし、帯同させてもらうので、いろいろ学びたい」。源田の真後ろから捕球動作を凝視するなど、限られた時間でトップ選手から吸収しようと振る舞った。

同じ大学生の西川が2安打と気を吐く姿に「素直にうれしかった。その中にも(けがしなければ)自分がここに出てやれたという悔しい思いもあるので、負けないように頑張ります」と気丈に話した。【栗田成芳】

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