帰ってきた侍ジャパン4番村上宗隆内野手(24)が、結果で威厳を示した。

初回1死二、三塁。内寄り151キロ直球に詰まりながら、右前へ先制適時打を運んだ。バックスクリーンに映る自身の打撃映像を見つめ、首をかしげた。笑顔はなかったが、最低限の結果を出した。「結果を残すにつれて成長は感じると思いますし、まだシーズンも今後ある。今は感じる部分が少ないですけど、しっかりとしたビジョンを持って取り組めています」。昨年のWBCでは5試合目から4番を外れ、決勝まで5番と、ほろ苦さを味わった男が好機を逃さなかった。

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