侍ジャパン初選出の“パームの使い手”こと渡辺翔太投手(23=楽天)が4番手で5回に登板し、3者凡退デビューを果たした。

先頭打者のチェルベンカはフルカウントからカットボールで空振り三振。続くヒメネスに、この日初めてのパームを交えながら直球で三飛。さらにリノにはパームで追い込み、最後はスライダーで空振り三振を奪って笑顔を見せた。「パームボールが高めに浮いてしまっていたのでカットボールで補いましたが、3人で終えることができてよかったです」とコメントした。

テレビ中継で解説した古田敦也氏(58)と松坂大輔氏(43)のレジェンド2人も渡辺翔の宝刀パームに興味津々。ボールを手のひらで包むように投げる、あまり使い手がいない球種。中継では渡辺翔がリノへの2球目に投げたパームが129キロ、1489回転と紹介されたが、古田氏は「パームボールの正解の回転数が僕たちもよく分からないんですけど、どれぐらいが正解なんですかね、松坂さん」と振られた松坂氏も「僕もちょっと分からないですね」と苦笑いだった。

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