開幕ローテーション入りへ猛アピールだ。ソフトバンク板東湧梧投手(28)が巨人戦に2番手で登板。予定の4回を50球にまとめ、無安打無失点4奪三振と抜群の安定感を披露した。これでオープン戦3試合で、8イニング連続無失点中。「リズム良く投げられた。毎試合ステップアップできている感覚がある」と充実の表情で振り返った。

春季キャンプ中には投球フォームを見失い、不調に陥るも、3月に入ってからはその面影はない。6回2死では巨人オコエを3球三振。1ストライクから2球目にカーブでファウルで追い込み、最後は高め直球でバットの空を切らせた。「力感なく球がいっている。狙い通り。真っすぐで空振りを取れるのは良かった」と手応え十分。この日の球速は140キロ台前半も、各打者の内外角へ丁寧に投げ分けた。

開幕ローテは有原、和田が確定。今季から先発転向するモイネロも当確となり、残り3枠をめぐって争う立場にある。板東は「課題を1つ1つつぶしていく。その結果、開幕ローテを取れると最高なんですけど。目の前のことを全力で頑張っていきたい」と気持ちを引き締めた。

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