楽天田中将大投手(35)が、開幕ローテを外れる見通しとなった。昨年10月に右肘のクリーニング手術を受け、1つずつ段階を踏んできた。開幕直後はしばらく6連戦がなく、先発の枚数にも余裕があることから首脳陣は焦らせずに調整させる方針。田中将は20日に今季実戦4試合目となるイースタン・リーグDeNA戦(横須賀)で先発し、60球をめどに投げる予定だ。

19日、取材対応した今江敏晃監督(40)は「やっぱりまだまだ球数のこともそうですし、術後のリハビリ段階の選手なんで、ここからかなりシビアになってくる部分もある」と無理をさせない姿勢を示した。その上で「彼も今までにない2軍での登板を決断、こちら側もしたし、そういう気持ちでいてくれるということをしっかりこちらも受け止めながら」と続けた。

ここまでのオープン戦は、2月24日中日戦(北谷)が1回11球で無失点、3月6日阪神戦(甲子園)が2回26球で1失点、同13日オリックス戦(静岡)が3回39球で1失点と、イニング数、球数を少しずつ伸ばしてきた。

ただ、直近の先発陣は早川が92球、藤井が106球、内が95球を投げており、ローテ入りするためには100球がひとつの目安になる。今江監督は「結果もそうですし、1軍のシーズンで投げるってなると球数もそうですし、イニングも投げてもらわないといけないので、そういうところも踏まえて、もちろん、そこ(今後の先発)の枠には入ってきてほしいなと思っています」と期待を込めた。

早くても開幕3カード目以降の登板となりそうだ。

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