楽天が27日、楽天モバイルパークの室内練習場で必勝祈願を行った。森井誠之球団社長(49)、今江敏晃監督(40)、選手会長の田中和基外野手(29)らチーム関係者約210人が参加。2日後の29日西武戦(楽天モバイルパーク)から今季の幕が開ける。

各メディアの順位予想では楽天の最下位予想が目立つ。今江監督は「しっかり受け止めてるというか、別にそこに反論する気持ちは一切ないです。もちろん選手たちの力っていうのを信じてますけども、なかなか厳しい戦いになるっていうのは分かってることなんで」と冷静に語った。

あくまでも目指すのは優勝だ。「選手たちが同じプロ野球選手としてしっかり力を出してくれれば全然あり得ること」と強調。その上で「台風の目じゃなくて、台風の目は中心にいるんで、台風になって荒らしたい、荒らせるように頑張りたいと思います」と決意を込めた。

必勝祈願後には全体練習が行われ、悪天候により前日26日の2軍戦で登板できなかったコディ・ポンセ投手(29)は、ライブBP(実戦形式の打撃練習)で汗を流した。また、オープン戦最終戦となった24日巨人戦(東京ドーム)同行メンバーでは、野手は渡辺佳明内野手(27)と黒川史陽内野手(22)、投手は伊藤茉央投手(23)と育成の清宮虎多朗投手(23)が2軍に合流した。