有志団体「日本ハムファイターズ応援作戦会議」が29日、北海道神宮で必勝祈願を行った。日本ハムが北海道へ移転してから続く恒例行事は今年で21度目。この日の札幌は早朝から小雨が降っていたが、11人のメンバーがプロ野球開幕日にそれぞれの思いを込めて参拝した。

毎年、大吉が出るまで引き続ける「おみくじ」。今回は4回目で引き当てた。大吉を引いた小林敦子さん(54)は「優勝まで応援し続けます」とコメントした。

また、奉納した絵馬への願いはそれぞれ。「日本ハムファイターズ応援作戦会議」の代表を務める長谷川裕詞さん(54)は「大谷翔平選手をお守り下さい」と異例の願いをしたためた。長谷川さんは「ファイターズと大谷選手は一体なんです」と説明。“お守り”と書いた意味については「2つあります。1つは、またいつもの最高の笑顔、最高のプレーを見せて、世界中の野球ファンを楽しませるシーズンを送ってほしいという願い。もう1つは試合以外。結婚されたわけですから、奥さまの真美子さん、デコピンと一緒に心と体もリフレッシュして、大谷選手が望むような『平穏な暮らし』で、最高のプレーができるような準備時間、プライベートがしっかり確保できますように。以上2つを神様にお願いしました」と熱く語った。

プロ野球開幕戦を前に「日本ハムファイターズ応援作戦会議」が北海道神宮で必勝祈願中の日本時間の早朝には、日本ハムOBの大谷が所属するドジャースが米国で本拠地開幕戦を戦って快勝。米国へも送った熱き願いが込められた必勝パワーは、ナイター開催の開幕戦の舞台、千葉のZOZOマリンにも送られる。