DeNA平良拳太郎投手(28)が、プロ最長の8回2/3を4安打1失点の好投で13年以来の開幕2連勝を導いた。

テンポの良い投球で立ち上がりから凡打の山を築いた。1回には宮崎、度会の好プレーにも助けられて3者凡退。2回には先頭の広島坂倉に四球を与えるも、オースティンの好プレーに助けられて無失点で切り抜けた。3回には石上、4回には桑原、牧の好プレーでアウトを積み上げると、平良もリズムをつかんだ。

7回先頭、野間に左前打を浴びるまではノーヒットピッチングを披露。チームでは22年6月7日の日本ハム戦(札幌ドーム)で達成した現カブスの今永以来のノーヒットノーランとはならなかったが、ゾーンを積極的に攻める投球で球数少なくアウトを重ねた。

これまでは8回が最長で、自身キャリア最長の9回のマウンドにも上がった。2死一、二塁から小園に中前適時打を浴びて、降板するも、堂々たる投球にファンからは盛大な拍手でたたえられた。

さらに打っては1点リードの2回1死二塁、2番手河野から右翼線への適時打。プロ11年目で初打点をマークし、一塁ベース上でガッツポーズを見せた。4回先頭でも中前打を放ってマルチ安打達成。初戦にしてキャリアハイのシーズン2安打に並んだ。

平良の後を受けた徳山はプロ初登板。9回2死一、三塁から坂倉を空振り三振に打ち取り、勝利を締めくくった。

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