オリックスが今季初の連敗を喫し、2年ぶりに借金2を背負った。

平良ら西武投手陣から8安打に6四球も11残塁の拙攻。西川の適時打の1点に終わった。中嶋監督は「つながりかける雰囲気は完全に出てきているので、あんまり悲観せんといきたい」と話した。

その指揮官は4戦目にして早くも動いた。開幕3連戦で捕手起用した森を右翼へ配置。昨年日本シリーズ以来で、今季はオープン戦も外野起用はなし。昨季終了後、指揮官は「森友哉の外野は本当に応急処置みたいなもん」と話していた。

そんなカードを切ったこの試合後は「調子の上がって欲しい選手をどう使うかというのも戦略」と頭の中の一端は明かしたが、詳細は伏せた。その森は右翼について「常に頭の中でイメージはしてます」ときっぱり。6回からは捕手としてマスクをかぶった。

3連覇した昨季はシーズン序盤の借金1が最多。2年前は5月に借金7まで膨らみながら連覇した。「シーズンは長いし、まだ3敗なんで。慌てる必要はない」と森。チーム打率1割8分5厘は12球団ワーストで、阪神と2球団だけ1割台。打線の復調が待たれる。【大池和幸】

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