巨人が犠打失敗が響き、連敗を喫した。4回無死一、二塁で大城卓、延長10回1死一塁で佐々木がいずれも犠打を試みるもスリーバント失敗。延長11回も先頭坂本が中前打で出塁するも大城卓が犠打を決めきれず、結果的には空振り三振に倒れた。阿部監督は「あれがすべて。最後は野球の神様が怒ったな」と淡々と振り返った。

4回に3点を先制するも先発山崎伊がリードを守れず。8回から船迫、バルドナード、西舘は無失点でつないだが、中川が延長11回に中日細川にサヨナラ弾を浴びて自身2連敗となった。指揮官は「(山崎)伊織はあそこまではいってほしかった。ピッチャーは責められない」とかばった。

この日は相手の先発左腕小笠原に対し、浅野を3番でスタメン起用した。3打数無安打で途中交代となったが「チャンスはあるかなと思ったけどね。何でもいいから1本出てほしい」と次戦以降に期待した。

▽巨人中川(2試合連続敗戦投手となり)「結果が全て。チームには2試合、自分のせいで負けがついている。そこは素直に受け止めて次の登板では抑えられるようにするだけです」

▼19歳4カ月の浅野が3番で先発出場。10代でクリーンアップに座った巨人の選手は、94年松井以来30年ぶり。松井は高卒1年目の93年に25試合、94年は20歳までの50試合で、いずれも3番で出場した。2リーグ制後では他に56、57年坂崎、60年王がおり、浅野が球団4人目。この日の浅野は3打数0安打だったが、坂崎、松井もクリーンアップデビュー戦は無安打で、王は2打数1安打だった。

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