地元で決勝弾だ。北海道厚岸町出身の西武佐藤龍世内野手(27)が、日本ハム2回戦(エスコンフィールド)に6番三塁で先発。

4回2死一、二塁の第2打席で相手左腕加藤貴の変化球をとらえ、右翼ブルペンに今季第1号となる3ランをたたき込んだ。古巣日本ハム戦で放った故郷での1発に「それが一番うれしいですね。こうして打てたので良かった」とヒーローインタビューで胸を張った。

北海道で本塁打を放ったのは、日本ハム時代の22年8月2日ソフトバンク戦(旭川)以来だった。これでプロ通算7本目。これまでの本塁打は左越えに5本、中越えに1本だったが、右越えは初めて。「方向性とかは出さずに振っていこうという気持ちで。感触は良かったので越えたとは思ったけど、本塁打になるとは思わなかった」と振り返った。

今季三塁で開幕スタメンを狙っていたが、ブランドンに譲った。「チームが勝ったらうれしいけど、そこに立てていない悔しさがあった」と常にチャンスを狙っていた。7日の試合に勝てば3カード連続の勝ち越しとなる。「全員で勝ちにいきたい」と力を込めた。【山崎純一】

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