楽天が今季初のカード勝ち越しを完封リレーで決めた。開幕から7カード目で12球団唯一勝ち越しがなかったが、西武に1-0で競り勝ち、今カードを2勝1敗で終えた。

3回1死二、三塁、村林が西武高橋から右前に運び、決勝点となる先制打を放った。なおも1死一、三塁、犠飛でリードを広げる好機を迎えたが、辰己の走塁ミスでまさかの併殺。その後は7、8回と得点圏に走者を進めたが、追加点を奪えなかった。

それでも、投手陣が踏ん張った。前回登板で炎上した先発・藤井が5回4安打無失点と好投。「今日は勝負しにいって、攻めた結果がいい結果につながったと思います。カウントを悪くするところがあったのは反省点ですけど、0点に抑えることができて良かったです。粘れました」とホッとした表情で話した。

リリーフ陣も藤平、酒居、宋家豪、西垣と今季初の完封リレーを完成させ、虎の子の1点を守り抜いた。

今江監督は「1対0っていう試合を、最後、西垣が投げてですね、ほんとに最後ハラハラしましたけど、勝ち切れたっていうのは、このチームにとってもすごく大きいし、西垣がこれを経験できたっていうのも、僕らにとっても大きいかなと思います」と振り返った。

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