ソフトバンク打線が北の大地で沈黙した。0-6の最終回。日本ハム2番手マーフィーから栗原の2試合連発となる14号ソロで1点を返した。なおも1死一塁としたが、最後は近藤の併殺打でゲームセット。完封負けを阻止するのが精いっぱいだった。

小久保裕紀監督(52)は「なんか球すごかったもんね。なかなか簡単に打てるピッチャーじゃないなっていう印象でしたね」

指揮官が脱帽したのが、北山亘基だった。初回、3回と2度も3者連続三振に倒れ、8回で計10三振を奪われた。散発3安打に封じられ三塁すら踏めず、得点圏は5回の1度だけ。22年の初対戦から1度も黒星がなかった右腕にきりきり舞いし、初めて白星を献上した。小久保監督は「球速落ちてからは変化球も交えながらですけど、基本真っすぐはものすごい力がありましたよね」と振り返った。

浮き上がるような150キロ台の直球に、低めに沈むフォークなどの変化球に的を絞れなかった。1番牧原大は3三振。栗原、山川、近藤の12球団最強クリーンアップからも快音は聞こえなかった。栗原は「真っすぐが強かったと思いますし、変化球のコントロールも良かった。そこをなかなか崩すことができなかったですね」と肩を落とした。

前夜は5点ビハインドをひっくり返す大逆転勝利も、この日はホームベースが遠かった。優勝マジックは21で足踏みも、首位独走は変わらない。一夜で切り替え、2位との直接対決を勝ち越しで締めくくる。【佐藤究】

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