奈良学園大がサヨナラ勝ちで、9年ぶりの全国星を飾った。

同点の9回。1死二塁から守優雅(もり・まさみ)捕手(4年=下関国際)がカットボールを捉えてレフトスタンドにサヨナラ2ランを放り込んで試合を決めた。「絶対に決めようと打席に入った。うまく反応できた。勝てて本当に良かった」。本塁を踏むと、ナインと喜びを爆発させた。

投手陣も粘った。先発の八木唯斗投手(3年=福井工大福井)はソロ本塁打の1点のみに抑え、6回2死満塁で降板。救援した平野健太投手(4年=履正社)が三ゴロでピンチを切り抜けると、その後も毎回走者を背負いながら本塁を踏ませなかった。捕手として受けた守も「低めに集めてくれて投げきってくれた。最少失点に抑えてくれていたので、何としてもバットで貢献したいと思っていた」と踏ん張った投手陣をたたえた。

先制された直後の3回には主将の本間悠人内野手(4年=奈良大付)が適時二塁打を放って追いついていた。

試合前には中畑清氏(71)の始球式でワンバウンドをそらしてしまい苦笑い。「緊張した。ミスってしまいました」と頭をかいた。それでも試合では攻守に存在感を見せた。

前回出場の18年は初戦敗退。4強入りした16年以来となる全国大会での勝利となった。酒井真二監督(48)も「純粋にうれしい。よく振り切ってくれた。粘りきりました」と笑顔を見せた。

次戦は大会2連覇中の青学大とぶつかる。守は「日本一になるためには倒さないといけない相手。今日みたいに最少失点に抑えて勝ち切りたい」と気合を込めた。

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