東洋大がリーグ初先発の石沢順平投手(1年=木更津総合)、エースでドラフト上位候補の最速155キロ右腕、島田舜也投手(4年=木更津総合)の完封リレーで勝利し、このカード2勝1敗で、念願の勝ち点1を挙げた。

「相手はね、面食らったと思いますよ」。試合後、井上大監督(52)は、してやったりの表情を浮かべた。大方の先発予想は1戦目に続きエースの島田だった。しかしスコアボードに表示された名前は石沢だった。石沢は丁寧に制球よく投げ込み3回を2安打に抑え4回から島田にスイッチ。島田は「よくやった」と後輩をたたえ、引き継いだマウンド。「今まで真っすぐ一辺倒の配球だった」と、第2週の国学院大戦から修正。キレのいいカーブに、今秋から投げているというスライダーで緩急をつけ、6回を1安打に抑える好救援。9回にはこの日最速となる151キロを記録。最後の打者を150キロの真っすぐで三振に抑え、大きくガッツポーズを見せた。

前日、投手陣と井上監督でミーティングをし先発投手を決めた。1戦目で先発7回を投げている島田の体力を考慮。1、2戦目で、中継ぎ抑えで短いイニングを好投している石沢の名前が挙がった。島田は「本人も投げたいと言ったのがひとつ。あとは後半の厳しいところが不安だったので、自分が後ろに回った方がいいと思ったんです」。その狙い通り、初回の1点を、守り切った。

終盤戦へ、勢いをつけた。「1点の緊迫した試合を勝ちきることができた。自分的にもチーム的にも、悪い流れからいい流れにもっていくには、すごくいい試合だったと思います」と、エースとして手応え十分。井上監督も「苦しかったけど、やっと(勝ち点が)取れました。厳しいゲームを勝ちきった。自信をもってやればできる、という証明。目の前のゲームを勝ちに行くだけです」と気を引き締めた。

これで、3位の駒大から、亜大、中大、そして東洋大と勝ち点1で並んだ(順位は勝率)。戦国東都、ラスト2週。ここからが本番だ。

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