◆山内一弘(やまうち・かずひろ)1932年(昭7)5月1日生まれ、愛知県出身。起工から岐阜・川島紡績を経て、52年に毎日(現ロッテ)に入団。田宮謙次郎氏らとの打線は「ミサイル打線」と呼ばれた。「世紀のトレード」といわれた小山との交換で64年に阪神に移り、その後の広島を含め19年間で通算2271安打、2割9分5厘、396本塁打、1286打点の成績を残した。「シュート打ちの名人」の異名を持ちファンの人気は高かった。

 首位打者1回、本塁打王2回、打点王4回、ベストナイン10回。60年にMVP受賞。引退後は巨人、阪神でコーチ、79年からロッテ監督、84年からは中日監督。巨人、オリックス、阪神、台湾の和信でもコーチを務めた。02年に野球殿堂入りした。

 [2009年2月5日17時44分]ソーシャルブックマーク