労組日本プロ野球選手会の前会長、阪神新井貴浩内野手(36)が12日、日本野球機構(NPB)に疑問符を投げかけた。前日11日、「飛ばない」統一球が今季から微調整されていたことをNPB側が認めた。

 「何故、今になって、と思った。自分たちがどういうことをしてしまったのかを受け止めた上で、ファンの皆さんや選手側にちゃんとした説明責任を果たしてほしい。今回だけじゃなく、選手会はちゃんと話し合ってからルールにせよ決めていこうと言っているのに、いろんなことが(NPB側によって)勝手に決まっていく。対話して決めていこうと話しているのに、何故同じことを繰り返すのか」。表情には憤りさえにじんで見えた。