遠征明けにも対策会議-。阪神南信男球団社長(54)が8日、近く真弓明信監督(55)ら現場と編成会議を持つ考えを示した。横浜3連戦を終えると今季30試合を消化する。「節目なので、みんなの意見を聞いてみます。30試合を終わって優勝を狙っていけるのか。今年は優勝を狙いにいくということでスタートしているので」と口にした。

 南球団社長は開幕直前にも真弓監督と会談し、補強の必要性を話し合っている。現有戦力での戦いを確認していたが、15試合終了時点で坂井オーナーが「真弓野球を固めて、信念をもっていくのが30試合ぐらいじゃないか」と発言。球団フロントも現場首脳と情報を交換し、必要な対策を講じるタイミングと判断した。

 横浜三浦に完封され、借金が3にふくらんだ真弓監督は「(会議の予定は)まだ聞いていない。ただ、補強の要求はない」と断言した。外国人のケビン・メンチ外野手(31)が4月23日に過労で登録を抹消された。以後は桜井ら若手を使うことで6勝6敗と勝率5割ラインを保ってきた。この日は不振で開幕1軍を外れていた林が昇格。「起爆剤になってほしいね」とチーム力を底上げすることで打開を図る考えだ。

 [2009年5月9日10時36分

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