西武がドラフト1位で仮契約した菊池雄星投手(18=花巻東)のデビュー戦は中継ぎになりそうだ。24日、埼玉・飯能市の武蔵ヶ丘GCで球団納会ゴルフに参加した渡辺久信監督(44)は、菊池の起用法について「よっぽど力がない限り、いきなり先発はないだろうね。結果を出してから」と段階を踏んで、先発ローテーション投手に成長させる考えを示した。

 即戦力で働いてほしい逸材だが、まずはチーム内の競争に勝たなければいけない。来春の1軍キャンプ帯同は内定しているものの、開幕1軍が保証されているわけではない。昨年日本一の投手陣も必死になって向かってくる。

 渡辺監督も現役時代、入団1年目の6月に1軍デビューしたが、中継ぎからスタートして先発の座をつかんだ。「まずはキャンプで適性を見てからだね」。菊池を前評判でなく、自身の目で確認して起用法を判断するつもりだ。

 [2009年11月25日9時14分

 紙面から]ソーシャルブックマーク