巨人山口鉄也投手(26)が17日、紅白戦で先発デビューを果たした。2回を2安打1失点(自責0)の内容以上に、試合への入り方を今後の課題に挙げた。「自分に合う調整法を見つけて、一番気持ちが乗った状態でマウンドに上がれるようにしたい」と自分流の調整を模索する。

 この日は試合開始35分前からブルペンで投球練習を始めたが、10分間余ったという。「肩をつくってから時間が空いて、1度気持ちを抑えて(マウンドへ)いってしまった」。中継ぎでは肩をつくってからすぐにマウンドへ直行するが、先発は時間調整が必要。経験を重ね、心と体を整える方法を身に付けていく。

 秘球を解禁した。1回2死二塁で李承■をチェンジアップで見逃し三振。昨年までは投げる頻度が少なかった左打者へのチェンジアップの威力を示した。「カウント球や決め球に使えるようにしたい」。先発仕様へ、貪欲(どんよく)に取り組む。※■は火へんに華

 [2010年2月18日9時12分

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