念願の“西武ドームデビュー”を果たした。西武ドラフト1位の菊池雄星投手(18=花巻東)が8日、西武ドームで初めて練習を行った。9日に先発登板する教育リーグ巨人戦で上がる本拠地のマウンドも一足先に初体験。マウンドとの相性はバッチリだったようで「投げやすかった」と笑顔だった。橋本投手コーチに打席に立ってもらい、真剣勝負をイメージしながらの85球に「ピッチングはいい感じ」と自信を深めた。

 これまでは自軍の選手との対戦のみで「味方なので」と、得意とする右打者の内角を厳しく攻めるクロスファイアは控え気味だった。しかし対外試合となれば話は別。「内角をガンガンえぐる?

 それは秘密で」と不敵に笑った。小野投手コーチは「腕を振ってくれればそれでいい」と結果は求めていないが、雄星は「課題を見つけるつもりで投げるけど、勉強しながらでも勝ちにいく」とキッパリ。プロとしての第1歩は白星で飾ると決めている。

 [2010年3月9日9時3分

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